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SXトラック第3回セッション「住み続けられるまちづくり (経営編) 〜まちを戦略的にデザインする〜」を開催しました(2/24)
2月24日(火)、TCU Shibuya PXU(東京都市大学渋谷パクス)にて、SXトラック第3回セッション「住み続けられるまちづくり (経営編) 〜まちを戦略的にデザインする〜」を開催しました。 はじめに、本学学長補佐の佐藤 真久 教授がオープニングトークを行い、「共感資本主義」が提唱される今日の社会において、人と人、人と自然を統合的に繋げていきながら、他者にも思いを馳せる共感目線が重要となると述べました。合わせて、SXトラック第3回セッションでは「まちを戦略的にデザインする」をテーマに、まちをひとつの“経営体”として捉え直し、ビジョン・戦略・組織・事業をどのように紡いでいけば「住み続けられるまち」の好循環が生まれるのかを探っていきたいと、本セッションの趣旨を説明しました。 佐藤 学長補佐によるオープニングトークの様子 続く話題提供では、はじめに株式会社Green Cities CEOの山崎 満広 氏が、「都市を“経営体”として再設計する」とのテーマで登壇し、日本国内においては再開発が進展する中で「美しい空間」が増え、エリアマネジメントの高度化が図られている一方で、土地所有の分断や短期的な補助金制度の弊害、大局的な産業戦略の不在、金融機関とデベロッパーの連携不十分などに起因して、その多くが持続できていない現状にあると報告しました。続けて、こうした現状を改善するための重要な点として、都市を経営的な視点から捉えること、若者や起業家が住み続け、挑戦し続けられる環境を構築すること、産業や能力開発へ投資し、そのリターンが都市全体に循環する仕組みの設計を設計することなどを挙げました。 山崎氏からの話題提供の様子 続いて、リージョンワークス合同会社代表社員の後藤 太一 氏が「都市と産業をつなぐ「場」の経営-チームによるエリアのデザインとマネジメント」とのテーマで話題提供を行いました。後藤 氏は、デヴェロッパーの開発戦略に依存しない、持続的なまちづくりの在り方を考える上では、普段は出会うことのないような人びとがかかわり合い、継続的に活動することによってつくり上げられていく「場」を経営し、まちづくりをデザインしていくことが肝要であると述べました。 後藤 氏からの話題提供の様子 振り返りセッションでは、山崎 氏・後藤 氏からの話題提供を受けて、参加者同士は自身が感じたことなどについて意見交換を行いました。司会の川邉雄司 准教授や会場の参加者から寄せられたコメントや質問を受けて、山崎 氏からは、産業デザインや資本循環デザインを設計する上では、専門家のみならず、ローカルな人材もメンバーに含めた官民連携による支援チームによる実践が重要であるとの話がありました。後藤 氏からは、まちづくりの活動の在り方は場所によってさまざまであり、まちづくりにかかわる主体が模索し続けて、その模索した知恵を人びとが交換するような社会としていくことを支援していきたいのコメントがありました。 まとめに際して、佐藤 学長補佐が山崎 氏と後藤 氏に対して、本セッションにおいて「住み続けられるまちづくり」がどのような意味合いをもつのかと投げ掛けました。山崎 氏は、個々が進化・成長し、仕事や環境、資産がこれに付随するような変わり続けられるまちづくりであると述べ、後藤 氏は、明日もいいことがあるかなと就寝前に思うことができるようなまちとすることであるとコメントしました。 振り返りセッションの様子① 振り返りセッションの様子② クロージングでは、坂井 文 渋谷PXUセンター長から閉会の挨拶があり、イノベーションを生み出す共創の場である渋谷PXUにおいて、さまざまな方々に交流していただけるよう、今後も公開講座やイベント、リカレントプログラム等を展開していくと述べました。 坂井 センターによる閉会挨拶の様子 プログラム終了後に実施したネットワーキングでは、参加者同士が交流を深めるとともに、地域のエコシステム共創戦略について意見交換しました。 TCU Shibuya PXUでは、今後も新たな知見や交流の場を提供するイベントを企画してまいります。今後の展開にご期待ください。