「新・星の会」第3回「星と銀河の世界を解き明かす光赤外線天文学」を開催しました(7/17)

 7月17日(金)、TCU Shibuya PXU(東京都市大学渋谷パクス)にて、「新・星の会」第3回「星と銀河の世界を解き明かす光赤外線天文学」を開催しました。

 本イベントは、かつて東急文化会館8階の天文博物館五島プラネタリウムにて多くの方々に親しまれていた「星の会」の理念に敬意を込めて、東京都市大学(学校法人五島育英会)が新たに企画したものです。「新・星の会」は、高校生以上の学生および一般の皆様を対象に、宇宙研究の第一線で世界的に活躍する天文学者・物理学者が登壇し、各分野の最新研究をわかりやすくご紹介する、全14回のシリーズイベントです。講義のあとには和やかな雰囲気の中で自由に質問できる時間を設け、第一線の研究者と直接対話できる貴重な場となっています。

 第3回となる今回は、国立天文台上席教授で国立天文台副台長を務める吉田 道利先生が登壇し、「星と銀河の世界を解き明かす光赤外線天文学」と題して講演しました。
吉田先生はまず、光が電磁波の一種であることや、温度を持つ物質が放つ「黒体放射」の仕組みを紹介し、星や銀河を探るうえで光・赤外線がいかに重要かを話しました。続いて、すばる望遠鏡、ヴェラ・ルービン天文台やジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡など、各種望遠鏡を紹介したうえで、急成長するブラックホールの発見や、太陽系外縁天体で初めて確認された大気、ダークマターと銀河の分布から見えてきた宇宙の歴史など、最新の研究成果を順に紹介しました。

吉田 道利先生による講演の様子

 質疑応答では、本イベントのコーディネーターを務める、東京都市大学 総合研究所 宇宙科学研究センター長/デザイン・データ科学部 教授の高橋 弘毅先生とともに、活発な意見交換が行われました。
参加者からは「電波望遠鏡と光学望遠鏡では、見える範囲は重なっているのですか」「ダークマターの分布は、どうやってわかるのですか」「すばる望遠鏡で遠くの銀河を撮影するとき、どのくらいの露光時間をかけるのですか」といった素朴な疑問が次々と寄せられ、専門家との距離の近さを感じられる和やかな対話が続きました。

質疑応答の様子

 TCU Shibuya PXUでは、今後も新たな知見や交流の場を提供するイベントを企画してまいります。今後の展開にご期待ください。

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