「新・星の会」第2回「宇宙の放浪者を追え!-見えてきた恒星間天体-」を開催しました(7/3)

7月3日(金)、TCU Shibuya PXU(東京都市大学渋谷パクス)にて、「新・星の会」第2回「宇宙の放浪者を追え!-見えてきた恒星間天体-」を開催しました。

 本イベントは、かつて東急文化会館8階の天文博物館五島プラネタリウムにて多くの方々に親しまれていた「星の会」の理念に敬意を込めて、東京都市大学(学校法人五島育英会)が新たに企画したものです。「新・星の会」は、高校生以上の学生および一般の皆様を対象に、宇宙研究の第一線で世界的に活躍する天文学者・物理学者が登壇し、各分野の最新研究をわかりやすくご紹介する、全14回のシリーズイベントです。講義のあとには和やかな雰囲気の中で自由に質問できる時間を設け、第一線の研究者と直接対話できる貴重な場となっています。

 第2回となる今回は、京都産業大学特別客員教授/神山宇宙科学研究所長の渡部 潤一先生による「宇宙の放浪者を追え!-見えてきた恒星間天体-」と題した講演がありました。
渡部先生はまず、太陽の重力に束縛された太陽系の広がりが、観測技術の進歩とともに土星から天王星、海王星、そして冥王星へと拡大してきた歴史を紹介し、2006年に冥王星が準惑星へ分類された経緯についても話しました。続いて、太陽系の外からやってくる恒星間天体について、2017年に発見された「オウムアムア」、2019年の「ボリソフ彗星」、そして2025年に見つかった「アトラス彗星」を順に取り上げ、それぞれの軌道や成分から見えてきた新たな事実について、ユーモアを交えながらわかりやすく解説し、「恒星間天体は、これからどんどん見つかってくると思います。面白い時代になってきたなと思います」と今後への期待を語り、講演を締めくくりました。

渡部 潤一先生による講演の様子

 質疑応答では、本イベントのコーディネーターを務める、東京都市大学 総合研究所 宇宙科学研究センターの大橋 正健特任教授とともに、活発な意見交換が行われました。
参加者からは「プラネットナイン(第9惑星)は本当に存在するのでしょうか」「太陽系から飛び出した天体が、別の恒星系に届くこともあるのですか」「映画『インターステラー』のタイトルは、こうした天体の話と関係があるのですか」といった素朴な疑問が次々と寄せられ、専門家との距離の近さを感じられる和やかな対話が続きました。

質疑応答の様子

 TCU Shibuya PXUでは、今後も新たな知見や交流の場を提供するイベントを企画してまいります。今後の展開にご期待ください。

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