「新・星の会」第8回『世界最大級の放射線検出器で見る「宇宙」』を開催しました(9/26)

 9月26日(土)、TCU Shibuya PXU(東京都市大学渋谷パクス)にて、「新・星の会」第8回『世界最大級の放射線検出器で見る「宇宙」』を開催しました。

 本イベントは、かつて東急文化会館8階の天文博物館五島プラネタリウムにて多くの方々に親しまれていた「星の会」の理念に敬意を込めて、東京都市大学(学校法人五島育英会)が新たに企画したものです。「新・星の会」は、高校生以上の学生および一般の皆様を対象に、宇宙研究の世界的第一線で活躍する天文学者・物理学者が登壇し、各分野の最新研究をわかりやすくご紹介する、全14回のシリーズイベントです。講義のあとには和やかな雰囲気の中で自由に質問できる時間を設け、第一線の研究者と直接対話できる貴重な場となっています。

 第8回となる今回は、東京大学宇宙線研究所 教授で宇宙線研究所長を務める荻尾 彰一先生が登壇し、『世界最大級の放射線検出器で見る「宇宙」』と題して講演しました。
荻尾先生はまず、宇宙から絶えず降り注ぐ「宇宙線」とは何かを、発見の歴史を交えて解説しました。続いて、ごくまれにしか届かない高エネルギーの宇宙線を捉えるため、米国ユタ州の砂漠に、東京23区がすっぽり入るほどの広大な範囲にわたって検出器を配置した「テレスコープアレイ」の観測について、その仕組みや設置の苦労、見えてきた宇宙の姿をユーモアを交えて紹介しました。

荻尾 彰一先生の講演の様子

 質疑応答では、本イベントのコーディネーターを務める、東京都市大学 総合研究所 宇宙科学研究センターの大橋 正健特任教授とともに、活発な意見交換が行われました。
参加者からは「超新星残骸から宇宙線は出ていますか」「米国ユタ州の砂漠にあるテレスコープアレイの検出器が壊れたときには、人が直しに行くのですか」「宇宙線が高いエネルギーを得る仕組みを、地上で再現できないのですか」といった素朴な疑問が次々と寄せられ、専門家との距離の近さを感じられる和やかな対話が続きました。

質疑応答の様子

 TCU Shibuya PXUでは、今後も新たな知見や交流の場を提供するイベントを企画してまいります。今後の展開にご期待ください。

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