第230回総研セミナー「渋谷福祉学会第8回大会」を開催しました(10/18)

 10月18日(土)、TCU Shibuya PXU(東京都市大学渋谷パクス)にて、第230回総研セミナー「渋谷福祉学会第8回大会」を開催しました。

 開会に際して、本学総合研究所子ども家庭福祉研究センターの早坂信哉 センター長より、渋谷PXUの紹介及び本イベントの開催趣旨並びにプログラムの概要について説明がありました。続いて、渋谷区の長谷部健 区長より挨拶があり、渋谷区では基調講演のテーマでもあるフィンランドにおける福祉の取り組み事例を参考にして子育て支援を充実させてきたことと、本イベントを通じて区政への要望やアイデアを寄せてもらいたい旨の話がありました。また、野城智也 学長の挨拶の中で(代読:野中謙一郎 学長特別補佐/総合研究所所長)、本イベントが渋谷区における福祉の未来を考え、1人1人が多様な幸せを実現することに繋がる議論の場となることを期待しているとの話がありました。

早坂 センター長による趣旨説明

長谷部 区長による開会挨拶

 基調講演では、フィンランド専門家の堀内都喜子 氏より、「幸福度ランキング8年連続1位のフィンランド、ウェルビーイング社会の実現に向けて」と題して、フィンランドにおけるウェルビーイングの実践事例について触れました。堀内 氏からは、フィンランドが様々な課題を抱えながらも、多角的な視点から物事を捉え、ネットワークや科学技術を重視し、積極的にアクションを起こしてきたとの紹介がありました。

堀内氏による基調講演

基調講演の様子

 ポスターセッションでは、渋谷区の福祉に携わる団体や研究室がポスターを展示したほか、来場者やオンライン参加者に向けて日頃の活動報告や研究発表などを行いました。ポスター展示を行った団体(計12団体)は以下の通りです。

 ・みんなのリビング「いるか家」
 ・ぐっとあっぷガヤ
 ・NPO 法人渋谷なかよしぐるーぷ
 ・笹塚十号のいえ
 ・ストライドクラブ
 ・渋谷区恵比寿西二丁目在宅高齢者サービスセンター
 ・NPO 法人絆の会 福祉作業所ふれんど
 ・東京都市大学 人間科学部 人間科学科 行政福祉・社会的養護研究室(2団体)
 ・渋谷区自立支援協議会子ども部会
 ・渋谷区社会福祉協議会 地域総合相談支援係
 ・NPO 法人 e 場所

参加者団体によるポスター発表①

参加団体によるポスター発表②

 閉会に際して、野中 総合研究所所長より総評があり、基調講演やポスター発表を通して、自分たちのこととして主体的に取り組んでいくことがウェルビーイングを実現していく上で重要であることに改めて気付かされたとのコメントがありました。続いて、渋谷区の原信吉 福祉部部長より閉会の挨拶があり、福祉に携わる上では「ミッション」や「パッション」、「アクション」が重要であるとともに、これからの福祉には「セッション」が必要であり、様々な機会を通して個々の活動を繋げていくことが福祉を拡充していく上で肝要であるとの話がありました。

野中 所長による総評

原 部長による閉会挨拶

 プログラム終了後に実施した交流会では、参加者同士が交流を深めるとともに、渋谷における「ユニバーサル未来社会」の在り方や切れ目のない支援の実現に向けて意見を交換しました。

交流会の様子

 TCU Shibuya PXUでは、今後も新たな知見や交流の場を提供するイベントを企画してまいります。今後の展開にご期待ください。

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